実例に学ぶ!在宅ワークの始め方 その①設備・環境編-part2-

在宅ワークの始め方2

前回は設備・環境編として、10万円台の予算で選ぶノートパソコンについて詳しくみていきました。今回は、インターネットやサーバーについて詳しく紹介していきます!
インターネット

快適に業務を行うためのインターネット

在宅ワークにはインターネット環境が必要不可欠です。しかし、自宅にインターネット環境がないスタッフがいたため、新たな環境づくりを検討する必要がありました。

そこで、働く場所を固定しなくてもよい環境にするために、有線での接続ではなく、無線LAN(WiFi)を前提に、インターネット環境の整備を検討していきました。

「固定回線」「モバイル回線」「デザリング」の違い

WiFiの利用には、「固定回線」「モバイル回線」「デザリング」の3つの方法があります。

「固定回線」は、光回線のように自宅などの建物に直接引き込むインターネット回線です。安定した高速通信を無制限で利用することができますが、反面、回線を引き込む開通工事が必要になり、費用もかかります。

「モバイル回線」は、モバイル向けのデータ通信を利用してインターネットに接続するものです。持ち運びができるなど通信エリア内なら場所を選ばず利用できる、工事も必要がなく端末さえあればすぐにはじめられる費用も抑えられるといったメリットがありますが、反面、場所や時間帯によって通信速度が不安定になる場合もあります。

「デザリング」は、スマホの通信回線を利用してインターネットに接続するものです。スマホのデザリングオプションの契約をするだけで利用できるため非常に手軽ですが、反面、スマホのデータ通信量を大きく消費する、スマホのバッテリー消費が激しいといったデメリットがあります。

デザリング

当社の場合、契約後すぐの利用と費用を抑えることを前提に「モバイル回線」を選択。さらに、ポケットWiFiに比べて通信が安定していることやスマホなどとの同時接続もふまえて、「ホームルーター」を契約しました。

但し、他のWiFiの方法が悪いというわけではなく、中長期的に在宅ワークを計画されている場合や山間部などで電波の通信環境が悪い場合には「固定回線」が、移動が多かったり外出先でもWiFiを利用したい場合には「ポケットWiFi」や「デザリング」がおすすめです。

選択1

サーバー

インターネット上のサーバークラウドストレージ

在宅ワークにおいて、業務に必要なデータがすべてパソコンに入っていれば理想的ですが、現実的にはそうはいきません。

そこで、オフィスのサーバー同様に手軽にデータを共有するために、インターネットにデータを保存して共有できる“クラウドストレージ”を導入しました。

VPN(インターネット上の専用回線)を活用してノートパソコンを直接オフィスのサーバーに接続する手もありますが、専用の機器が必要なため、手始めということでより手軽なこちらを選択しました。

自社に合ったクラウドストレージを選ぶ

クラウドストレージにも多くの種類があり、選択に迷いましたが、データ容量やセキュリティ面などもふまえて自社に合っているかどうかを検討し、今回は「Googleドライブ」と「ドロップボックス」の2種類を、無料版で導入しました。ひとまずはこれらを活用していきながら、今後は有料版も含めて、他のサービスの導入も検討していきたいと考えています。

なお、今回クラウドストレージを選定するに当たっては、主にデータ容量と使いやすさを重視して行いました。その上で、Googleドライブは社内でのデータ共有、ドロップボックスは取引先などとのデータのやり取りと、それぞれ役割を分けて活用しています。

但し、無料版の場合、アカウント管理やデータ管理を個人任せとなるため、セキュリティ面での不安や会社全体でのデータ共有に不便が生じます。本格的に導入をお考えの場合は、有料のサービスや管理者不要サーバーの導入がおすすめです。

選定ポイント

選択2

会社全体での共有や本格的な導入は有料のクラウドストレージや管理者不要サーバーがおすすめ!

個人単位での利用なら無料のクラウドストレージも問題ないですが、会社全体となると、様々なリスクや手間・不便が発生します。
会社全体として導入するなら、有料のサービスや管理者不要サーバーが、より安心で便利です。
オススメ

在宅ワークでの“通信費・光熱費”の会社負担は?

在宅ワークには通信費や光熱費が発生しますが、日常生活をする自宅での勤務ということで、公私の切り分けをどうするかという問題が発生します。

当社の場合、通信費(WiFi利用料、スマホ)については一部会社負担ということでひとまずスタートしました。内訳的には、WiFi利用料に関しては、月額約5,000円の契約プランに対して半額の2,500円を毎月負担、スマートフォンに関しては個人持ちの端末の利用につき、過去の業務使用の割合を見て月額2,000円を手当てとして支給負担しています。

光熱費については、現状自己負担ですが、今後の利用具合を見ながら会社負担も検討しているところです。通信費や光熱費を必ずしも会社側が負担する義務はありませんが、業務上の経費として原則負担すべきであり、多くの企業が一部、もしくは全額の負担をルール化しています。しかし、公私の切り分けが難しいため、「在宅勤務手当」としてまとめてその中に含めて支給するというケースも多いようです。

設備・環境編ということで、具体的に紹介していきましたがいかがでしたでしょうか。
テレワークにこれから取り組む、または取り組み始めた皆さまの疑問解決の一助になれば幸いです。

前回までの記事はこちら
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